歌词
「どうしてさ」 呟いた言葉は 窓の隙間から 走り去って行くよ
カーステレオから 流れ出る音達は 僕の心なんか お構いなしでいて
信号待ちの 家路を急ぐ 渋滞に飲み込まれ
ふと見上げれば 夕焼け雲が霞む 途方もなく 鮮やかで
ホロリホロリ とめどなく溢れていく歯痒さに
淡いオレンジが じんわり溶け込んで落ちてゆく
キラリキラリ 頬を伝う輝いた道筋が
いつか明日の ヒカリとなる様に
散らかった部屋 飲みかけのまま 冷え切った缶コーヒー
開けた窓から 金木犀が甘く 瞳閉じれば 穏やかで
のらりくらり あてもない旅路だと思えたなら
ずっと遠くへ まだ見たことの無い毎日と
キラリキラリ 眩しく注ぐいつもの朝焼けが
なんだか今日は 微笑んでいる様で
Written by: 中村 圭志