Drug Dealer

道に佇む1人の刑事

歳は20代でほぼほぼ新人

詐欺グループの張り込み中

漂う緊張感と肌刺す冷気

目ぼしい成果挙げてない直近

余裕ぶるが焦ってる内心

その時見知らぬ男

なぜか目が止まったそいつの顔

Who's that man? 不適な笑みに忍ぶグリル

アイツは確か麻薬組織ボスのBill

棚からなんとか コイツは大手柄だ

囲んで袋のネズミ

Trust me もう張り込みなんて無視

サウナ店に入る男を目に

急いで入店 混み合う脱衣所

背中のタトゥーで ヤツだ間違いない

同僚に電話「協力求める」

すぐに向かうと聞き電話切る

こんなチャンスは二度とない 後ろからつける

慎重な姿勢 サウナ室に入る

ダメだダメだ気を抜いてる場合じゃない

吹き出る汗 理由は熱さじゃない

言い聞かすが目もうつろに

立ち上がる男追い水風呂に

効き目抜群 一見さんも是非

コレで務まるのか刑事

つまり逮捕までの道がすぐそこに

それより今外の風が気持ちいい

ようやく到着した同僚

気の抜けた顔見られ動揺

刺すような目つきで得る叱責

気を取り直す ヤツは目の先

動き出した また呑気に駆けつける先は

Boiler room これがサウナーのmove

何故か輝いた同僚の目

目配せし再び突入

ダメだって気持ちがありながらも

抜け出せないこの環境

横向けば 同僚被るサウナハット

石の上で熱々な顔

もう逃せないこの戦い

だけど脳と身体は揺れてく

5分だけと目閉じる間に

男はロウリュの煙に消える