歌词
『花灯りの下で』
生温い風 薫った 南の方から 朧な月の影 淡く照らす
忘れてしまいたいとか 忘れたくないとか
多分もう ずっとこのまま
手を離した夜から 僅かに生きてきたような気がしてた
雪の下から顔を出した 腐った枯れ葉のように
ただ ここで 春を待っていた
もう 咲けないのに
心に張る薄氷は未だに溶けないまま あの日に凍てついている
触れれば容易く壊れそうで なのにいつまでもそのままで
まるで君を待っている 君を待っているみたいだずっと
白い首筋を伝って 染み込む命の匂い
足元に浮かぶ丸い月が連れ去った君を追いかけるには
臆病だったんだ
心に張る薄氷は未だに溶けないまま あの日に凍てついている
その手をまた握ることができたら その瞳に映ることができたら ねぇ
この風が吹いたその先でなんて考えてしまう僕は
まるで君を待っている 君を待ってるみたいだ ずっと
Written by: Hiromu Suzuki


