歌詞
ある日、道に落ちていたのは
誰かが落とした怒りだった。
僕はそれを鞄に入れて大切に持ち歩いていた。
怒りはみるみる大きくなりいよいよ持てなくなった。
急にそれを誰かにぶつけたい。そんな衝動に駆られた。
雑居ビルの屋上で見上げた空。
古い雨は降る。変わらず僕達はがんじがらめ
奮い立たせた愛情は行き場知らず 怒りになる。
ある日、道に落ちていたのは
誰かが落とした怒りだった。
少年はそれを強く握ってやさしさに変えてしまった。
そして、そのやさしさを少女に渡す。
この駒をちょっとずらす
それだけで全部違う
この駒をちょっとずらす
それだけで全部違う
良くも悪くも
古い雨は降る。変わらず僕達は不器用だ。
持て余した怒りは悲しみだった。やさしさだった。
頬のこけた道、歩いては笑う。
苔の生えた道、ぬかるんで乾く。
雨はやむ。単純な答えが今 光になる。
この駒をちょっとずらす
それだけで全部違う
この駒をちょっとずらす
それだけで全部違う
Written by: メアリー


