歌詞
[Verse 1]
さよならから満ち始めた
記憶で君が欠けていく
作りもの、嘘ばっかりでもいいや
足りないくらいが丁度いい
[Verse 2]
どこにいても居心地悪くてさ
飛び出した、歩幅は君がいた頃のまま
片っぽだけの靴下、行方探し
ぐちゃぐちゃの部屋でまたひとりぼっち
[Verse 3]
音のない夜に僕は泣いた
君に出会えて、愛せた世界よ終わらないで
止まることなく進む、回る、消える
いつか君を忘れる、思い出に変わっていく
それまではそばにいて
[Verse 4]
「一緒に逃げよう。」なんて
冗談に、その手に救われたこと
当たり前が増えるたびに、薄れて
近づいた分、遠ざけてしまった
[Verse 5]
朝の足音からの逃避行
電車で二駅分に永遠を見た
真っ白なままのふたりに今更
心が帰りたいと叫ぶ
[Verse 6]
眠れない僕ら、手を取り合って
雲の隙間に隠れて、秘密を積み重ねたね
どうか君が今、泣いていますように
振り返る僕らの居た景色に
同じように胸が痛んでいてほしい
[Verse 7]
僕の目に映る、月の向こう側で
やっぱり上手に君はまた笑うけど
何度、掬っても思い出に縋っても
分かっているよ もう帰れやしないんだね
[Verse 8]
音のない夜に声を枯らすよ
君に出会えて、愛せた世界がやっぱり好きだ
留まることなく進め、走れ、急げ
忘れてもずっと消えない傷のように
欠けてもちゃんと息してる
奇跡に僕は生きている
[Verse 9]
会いにいくよ 朝に会いにいくよ
誰も待ってなんかいないけど 迎えにいくよ
会いにいくよ 今、会いにいくよ
君ばっかりだった僕を抱いて 明日へいこう
Written by: Sano ibuki