積分
演出藝人
葉隠お宮
演出者
詞曲
葉隠お宮
作詞
歌詞
ふと見上げると 雲ひとつない青空
早朝の電車から見る朝焼け
風になびく干した形態安定シャツ
階段しかなかったあのアパート
好きな人と行った居酒屋
特に用事のない隣町
シャトルバスからの工場夜景
いつまで経っても待ち合わせは慣れない
友達の車 つい寝てしまった助手席
心躍る 終電を逃した後の漫画喫茶
アイツだから許せる臭え煙草
靴紐を結ぶのを待ってくれる人
例年より満開になった桜
ビルよりも低くて真っ赤な月
いきなり真面目な話はちょっと恥ずかしい
とりあえず一緒にラーメンでも食おう
夜更かしが許された大晦日
暖房よりも灯油のストーブ
夏はなんてったってスイカ
あの犬 俺が近づくとやっぱり吠えた
季節と季節の繋ぎ目の匂い
ありがたい仕送りの白米どっさり
そういえば用水路に笹船を流す時さ
あの水門が開いてるとこ初めて見たよ
今日は珍しく逃げない野良猫
撫でた後はきちんと手を洗おう
いつもの川で靴を脱いで
足首までならギリギリセーフ
17時の合図とセットの夕暮れ
人んちの窓から匂ったカレー
将来は大きい犬を飼いたいな
明日も生きていよう
いつか いまわの際に
流れる最後のレイトショー
そこに映る景色が
あなたや私の何もかも
ねえ先生 お空に悪いゴミが
飛んでるなんてウソね
ね、こんなにきれいなお空なのに
咳き込むあの子はそう言った
Written by: 葉隠お宮

