歌詞
[Verse 1]
広がる海へと浮かべた身体
過去と今未来が溶けてゆく
[Verse 2]
生きているのか死んでいるのか
亡霊のように立ち尽くすばかり
思い出せ己の名を
平家の中将それが誰であったか
[Verse 3]
夢幻 竜宮の果てに
誠も忠義も 意味を成したのか
[Verse 4]
身投げた先に都があると
信じ潜った安らぎを求めて
「信じ抜く者なら辿り着けるさ」
[Verse 5]
夢の通い路はただ一筋 これぞ正しき平家の直路
滅した一門忘するまじ 異形と盲(めしい)で拾い集め
夢みよ その手で 望むがいい
呆れて 笑い出す程の夢共に
[Verse 6]
聴こえる筈の声たちが何故だ! 聴こえぬ
応えろ!応えてくれ
どうして どうして
何かが邪魔をしている いる
正体見定めるときが来た深く潜れ さぁ拾え!
[Verse 7]
この都に流行るもの
夜討ちに空き巣虚戦(そらいくさ)
生首 出家 ぶく大名
空騒ぎ
[Verse 8]
思い出さえも夢のあとさき
これぞ平家の夢物語
ここに集い唱えるは経典「竜畜経」
大海の底へと届くのは歌だけ
[Verse 9]
(あるかあるかあるだろうか あるかあるかあるだろうか?)
(あるかあるかあるかあるか あるかあるかあるだろうか?)
[Verse 10]
あるだろうさ
(あるかあるかあるだろうか あるかあるかあるだろうか?)
(あるかあるかあるかあるか あるかあるかあるだろうか?)
[Verse 11]
(あるかあるかあるだろうか あるかあるかあるだろうか?)
[Verse 12]
竜宮 竜宮
(あるかあるかあるかあるか あるかあるかあるだろうか?)
[Verse 13]
(あるかあるかあるだろうか あるかあるかあるだろうか?)
[Verse 14]
竜宮城は
(あるかあるかあるかあるか あるかあるかあるだろうか?)
[Verse 15]
あるさあるさあるだろうさ それはいつも探していた
辿り着ける者と歌を やっとやっと見つけられた
そして気付く報われてた 我ら辿り着く竜宮城
[Verse 16]
我らの心 共に此処に在り
Written by: 薔薇園アヴ