悲しい青空

悲しい青空

君の頬を濡らしたのは　駆け抜けた恋が跳ねた水飛沫

振り返る僕をせかす風　さよならさえ待たず変わる季節を告げるように

＊叩き付ける雨は　揺れる君の記憶

 にじませて　霞ませて　かき消して

 二度と届かない昨日へと　流して行くように

 そしてまた　悲しい青空

忘れ行くことに　慣れるほど　僕は何を失って行くのだろう

繰り返す日々は少しづつ　短くなる光長く伸びゆく影のように

叩き付ける雨は　叫ぶ僕の記憶

押し殺し　目をそらし　見過ごした

二度と届かない昨日から　呼び続ける涙

でも空は　悲しい青空

＊Ref.