歌詞

月に伸びた鉄製の森、
そこで弾けた体温。
配管の迷路、生命の蒸気、
遠くの街を見ないまま。
工場は泣く。工場は鳴く。
幾何学に夜を汚す。
知ってはいました、あなたが噛んだ、
夢に保証書はないのです。
冷たくて、しなやかで、
絡むその指はどこへ。
きらきらと、たゆたゆと、
嘘の答えだけさざめく。
あなたのいない夜はやがて、
これからも巡り巡るでしょう。
とても素敵な寄り道です、と
思えた私がいた。
意味を紡いだ呼び名を埋めて、
咲き出す花を踏み潰しました。
それが泣けなくなってしまったから、
私が代わりに泣くのです。
あなたのいない夜はやがて、
これからも巡り巡るでしょう。
そっと絵本の中に綴じ込めて、
君を迎えに行くからね。
Written by: るるこしんぷ
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