歌詞
少年はピンクのスカートを履いて
少女は黒いランドセルを背負い笑う
サラリーマンはスーツを脱ぎ捨てて
パジャマで街を歩く
なんにも恐れずに
一体何が正しいのだろう
僕には普通こそが恐ろしい
コピーペーストのない時代から
切って貼っての繰り返し
一体何が正しいのだろう
僕には正常こそが異常
集団心理 助けないが吉
あの子だけが怒ってくれた
中二病 ナルシスト
ロマンチスト 上等
痛くてなんぼ
痛覚という味覚
傷に響く おんがく
少年はピンクのスカートを履いて
少女は黒いランドセルを背負い笑う
サラリーマンはスーツを脱ぎ捨てて
パジャマで街を歩く
なんにも恐れずに
少年はピンクのスカートに泥を塗られ
少女は黒い渦に呑まれて落ちる
サラリーマンは会社の電話に
震える指で出る
そして話す
「クジラの声を聞かせてあげる」
少年のスカートは今マーブル模様に
少女は黒い渦の中でクロールを
サラリーマンは会社の電話を
海にブン投げた
泳げ 泳げ
少年はピンクのスカートを履いて
少女は黒いランドセルを背負い笑う
サラリーマンはスーツを脱ぎ捨てて
パジャマで街を歩く
なんにも恐れずに
Written by: 伊集院香織