月夜の散歩

紅色の　風の中

 飲み込まれるような表現の

 空の元を　歩いては

 冴えた頭の中をぶらぶらしてる

 そして誰も居なくなり

 名前の知らん　獣の声

 優しいだけの笑顔では

 何も得られんさ　現実は

 ああだってさ　僕ら綺麗な

 何かを期待して歩いてる

 勇敢な1歩目に

 続いて踏み出すのは惰性なのに…

 休み　休み　歩いてるのに

 気が付いたらもう取り戻せない

 つかない　僕だけしか知らない

 月の裏側を味方につけるよ

 何もない　事に疲れて

 それでも何かを期待してる

 闇の中で　君の光が

 瞬いた気がして歩き続ける…

 歩き続けてしまう