Texty
[Verse 1]
片足無くした猫が笑う
「其処行く御嬢さん遊びましょ」
首輪に繋がる赤い紐は
片足の代わりになっちゃいない
[Verse 2]
や や や や 嫌 嫌 嫌
[Verse 3]
列成す卒塔婆の群れが歌う
「其処行く御嬢さん踊りましょ」
足元密かに咲いた花は
しかめっ面しては愚痴ってる
[Verse 4]
腹を見せた鯉幟
孕んだのは髑髏
[Chorus]
やい やい 遊びに行こうか
やい やい 笑えや笑え
らい らい むすんでひらいて
らい らい 羅刹と骸
[Verse 5]
一つ二つ三つで また開いて
五つ六つ七つで その手を上に
松の樹には首輪で 宙ぶらりんりん
皆皆皆で 結びましょ
[Verse 6]
下賤な蟒蛇墓前で逝く
集り出す親族争いそい
「生前彼と約束したぞ」
嘯くも死人に口は無し
[Verse 7]
や や や や 嫌 嫌 嫌
[Verse 8]
かって嬉しい花いちもんめ
次々と売られる可愛子ちゃん
最後に残るは下品な付子
誰にも知られずに泣いている
[Chorus]
やい やい 悪戯しようか
やい やい 踊れや踊れ
らい らい むすんでひらいて
らい らい 羅刹と骸
[Verse 9]
三つ二つ一つで 息を殺して
七つ八つ十で また結んで
高殿さえも耐え兼ね 火傷を背負い
猫は開けた襖を閉めて行く
[Verse 10]
結局皆様他人事
結局皆様他人事
結局皆様他人事
結局皆様他人事
結局皆様他人事
結局皆様他人事
[Verse 11]
他人の不幸は 知らんぷり!
[Chorus]
やい やい 子作りしようか
やい やい 世迷えや世迷(よま)え
らい らい いろはに惚れ惚れ
らい らい 羅刹と骸
[Verse 12]
一つ二つ三つで また開いて
五つ六つ七つで その手を上に
鳥が泣いてしまわぬ 内にはらへら
一つ二つ三つで また明日
[Outro]
一つ二つ三つで また明日
Written by: ハチ


