Credits
PERFORMING ARTISTS
Chikara Enomoto
Performer
COMPOSITION & LYRICS
Chikara Enomoto
Composer
Lyrics
生まれも育ちも湯の町別府
温泉が有名な町に育って
色褪せた学ランを脱ぎ捨てて
温泉しかない町を出る
寝心地の悪いバスに揺られて
遥々やって来た西の端
噂に聞いてた学生生活は
これじゃ品の良い飼い殺し
もう少しの辛抱さ
もう幾つ寝ると海を渡るさ
ドイツに着いたら教科書燃やして
ビールで腹を肥やすのさ
足りない脳でも授かり物さ
俺には隠すような爪などない
そうさ足りない脳こそ授かり物さ
身の程知るだけの賢さもない
〆切過ぎれば後の祭りさ
やり残した課題はやらなくていい
磨けど光らぬ屁理屈の腕は
赤点の代償さ
雨漏り小屋でも住めば都さ
男六人一つ屋根の下
贅沢暮らしをしようにも
金など貯める暇もない
早いもんだな二年半
ダイジェストにすりゃ二分も要らない
冴えない日々を共に過ごした
仲を大事にしたいのさ
足りない脳でも授かり物さ
俺には隠すような爪などない
そうさ足りない脳こそ授かり物さ
身の程知るだけの賢さもない
大好きな彼女は海の向こうさ
分かっちゃいたけど淋しいものさ
飛行機ってやつはどういう了見で
こんな値段になるのかい
代わりになるかは知らないが
ペンとノートを買い占めて
「止めて頂戴」と呆れられても
毎日手紙を寄越すから
鼻息荒く進むもいい
肩肘張らず進むもいい
誰にも邪魔はさせやしないから
気の向く儘に進むがいい
足りない脳でも授かり物さ
俺には隠すような爪などない
そうさ足りない脳こそ授かり物さ
身の程知るだけの賢さもない
靴紐縛って手の鳴る方へ
踵を減らすよマンハイムマーチ
Written by: 榎本力良