Evening

日が沈んで　月が昇る頃

また僕は　下を向いた

いつだって心には「子供の自分」がいて

抑えた好き嫌いが覗いてる

浮かべ夕景　揺らいだ赤

隠しては笑う　いつか流した涙の意味を

知ろうとした

全部全部嫌になってまた　ひとり逃避行

そんな身勝手な自分も抱えて生きてく

気づきゃ僕にほとんど足りないものばかり

求められて

そうさこのままじゃいけないと分かってるけど

深く根付いたこの感情が邪魔をする

また曖昧に消化した　真っ暗な記憶が

ぶり返すんだよ　釘を刺すよう束になって

ずっとずっと叫んでんだ　胸の奥の声は

無視できないまま　静かに今日も生きてる

拝啓卑屈な少年よ　君なりに光れ

衒いがなんだって？　いまさら言うなよ

どうせ来るんだよ　終わりなんて　一瞬で

何にだってなれんだ　だってほらこの話の主役でしょ

そんな身勝手で弱い自分を

抱えて生きてゆく