夢のかけら

大きな荷物を担ぎ

青年がキョロキョロ東京駅

君が選んだ街で

いい人たちと出会えるといいね

都会は人を変えていく

よく君も聞かされた事だろう

間違いではないけれど

人は変わっていくものだから

人の数だけ考えがあり

迷ったり戸惑ったり

するけど独りじゃないんだよ

忘れないでいてね

頑張って 頑張って

色々と負けないで

つい言葉に出そうになるよ

切り取った青い空は

上京した頃のままの空

故郷に戻っていく

仲間を送るたびに歳をとる

夢を見なけりゃ虚しくないよ

でも夢を見るのをやめて見たら

ひとりぼっちの夜に泣きたくなるよ

『またいつか』言い疲れて

ターミナルに立ち尽くす

夢のかけら捨てきれずに

信じてる事もろく崩れて

どうにも叶わない事

いくつかあるだろうが心配ないよ

君が君には変わりない

悲しすぎた 涙の数

プラス1それ以上が

君の宝物の数となるよ

頑張って 頑張って

色々と負けないで

つい言葉に出そうになるよ

生きてく道に迷ったら

僕の背中見せれるように

雑踏に消えて行く君に

手を振り夢のかけら

握りしめたのでした