恋文

無限に広がる言葉

帰り道に拾い上げた

確定した道だけ

進めば辿り着くかな

せめてそうだと思う

出来過ぎた話？

正しいと信じるだけ

最初の一歩は僕が

否定する不安蹴散らして

鈍った剣を手に、もう片方には盾

もし全てが嘘であって、裏切りに終わったとして

これら全部が細胞に募って僕を立たせるんだ

約束を守るのは

理論的には難しくない

あてのない手紙だけど

君に届きますように

きっともう大丈夫

痛いとこもわかった

笑い方も上手くなったよ

晴天も曇天も、流れる雲の後を

追って去ってゆく自信を眺める

何度でも何度でもこの身が消え果てても

歩みは止まれないんだ、何も失うものなんてない

骨の髄まできしむ体

叩き起こせと心臓が歌う限り

この声を上げて枯れるまで叫ぶよ

最初の一歩は僕が

否定する不安を蹴散らして

鈍った剣を手に、もう片方には盾

何度倒れたとしても

力の限り叫ぶよ

胸に詰まった感情が一つも消えぬように