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生温い春の風に 少し笑みが零れても

浮ついた笑い声が心を引き戻す

誰か傍に居た方が孤独を感じる

独りでいたいの

分からなくて良い

閉じた夢に風が吹く 憂鬱の隙間に

独りごとが木霊する 菫色の空

共感も同調も中身のない相槌も

気休めの御飯事

効くはずない偽薬

広い世界の中で 何故狭い檻に

籠って 鍵かけて

生きていけるの

閉じた夢に雨が降る 憂鬱の雲間に

私が待つ世界はある 本当は信じていた

閉じた夢が開くとき 帰り道は要らない

憂鬱は雨上がり 菫色の空