透明な息吹

麗らかな気配 祝祭をあげよう

明日の予定を立て 待ち合わせの場所まで行こう

伝えたい想いは いつも言葉足らずだ

花言葉を借りて あなたへと届ける

色のない生活に 慣れてしまったそんな日々

あのバス停の先まで続く

あこがれの向こう 透明な息吹を求めて

いっそこのまま 素晴らしい世界へ行こう

細胞は今でも

はらりと舞う、季節を巡る 瞬くままに

サーチライトを照らし また昨日を生きていた

波打つ伸びた髪 煌めきはすぐそこに

青と緑を行き来して 明日の朝日を歌っているんだ

色のない僕達は 何にでもなれる定めを持っている

霞空に反射する 固く夜を結ぶ

電話越しに聞こえる 心刻まれた幸せの音

あの歌声もあの表情も

感情を宿して 僕らは言葉を持ってしまった

醜いものでとても綺麗だ

あこがれの向こう 透明な息吹を求めて

いっそこのまま 素晴らしい世界へ行こう

細胞は今でも

はらりと舞う、季節を巡る 瞬くままに

青と緑を行き来して 明日の朝日を歌っているんだ

色のない僕達は 何色にでもなれる

透明な息吹は 滔々と流れ

僕らの朝も昼も夜も 澄み渡らせていく