遠雷

記憶の中に残されている

 楽しそうに笑う君の姿を

 掴んで離れて行かないように

 してはみても少しずつ霞んでく

 逢いたい気持ちに潰されそうな

 重い夜はまだ続く

 今頬にそっと手を添えたなら

 どんなに幸せだろう

 触れたい気持ちに潰されそうな

 鈍色の日はまだ続く

 今その唇に触れたなら

 強く抱きしめるだろう

 その時君は何をしてるんだろう

 繋がる夜空眺めながら想う

 せめて夢に出てきてさえすれば

 少しだけ誤魔化せるこの想い

 逢いたい気持ちに潰されそうな

 重い夜はまだ続く

 今頬にそっと手を添えたなら

 どんなに幸せだろう

 触れたい気持ちに潰されそうな

 鈍色の日はまだ続く

 今その唇に触れたなら

 強く抱きしめるだろう

 二人だけの日常を

 浮かべちゃみるけど すぐ砕け散るんだ

 胸張って進むだけが人生じゃないやと

 この想い 遠く君へ届け

 逢いたい気持ちに潰されそうな

 重い夜はまだ続く

 今頬にそっと手を添えたなら

 どんなに幸せだろう

 触れたい気持ちに潰されそうな

 鈍色の日はまだ続く

 今その唇に触れたなら

 強く抱きしめるだろう