凛然

天井に話しかける今日がずっと続くと思っていた日々

晴れやかな空が今、広がっていた

本当はとても恐れている

自分に与えられた「自分」でいつまで居られるのだろう？

心は思ったより脆くどこかが欠けてしまった？

その罅を埋めるようにまた何かで繋ぎ止める

些細な瞬間も切り取って絵にしよう

その一枚をとっておきの場所へ飾ろう

やけに長い夜が明けたなら、君の心臓の音を

確かめに行こう

近くで感じて居よう

書き殴った落書きさえ愛しく思える今日が

なにより宝物の証明だった

舵は重く波は荒くそれでも朝を待った

どこに居ても「自分」の居場所は変わらなかった

いつまでも忘れないでいよう

支えあう絆と、あの日の夢、不確かな毎日を

伝えるには何が必要？

ありふれた言葉で送る君への想い

届くように唄を歌おう

人の痛みもろくに知らず「自分」が大切だった

気がつけばここは出発点から離れていた

やけに長い夜が明けたから、君の声を聞けるように生きよう

近くで感じて居させて

いつまででも愛してると誓った朝の月

そんな愛を失うことはないでしょう