ラストシーン (黒組ver.)

夕闇に一人 過ぎ去った昨日に

なんとなく思い馳せる

いつもと同じ 流されるまま

遠い灯り見つめた

感情が揺らいだ 今更だ

わかってたよきっと 互いの不均衡

振り返っても見つからない答えは

未だ掴めやしないのに

間違い探しの日々

あやふやになったあのシーン

色褪せて沈んでった

巻き戻したくはないフィルムの最後に

一粒涙が落ちた

繋ぎとめて細い絆

嫌気が差すほどの愛で

残酷に下ろされた幕の向こう側へ

夜風が凪いで いつかの再現

強がれど胸は疼く

切り取った一秒に詰まる想いは

空を彷徨うばかりで

渦巻き続ける喜怒哀楽を宥め賺し続けて

どれだけ経っただろう

起こり得ない「もしも」にまた今夜も夢を見ている

なんて悲劇的な喜劇

星の狭間結ぶ藍色が隠した記憶

喝采は望めない

ありふれた終わりのチープな記録に

一粒涙が落ちた

願うのなら唯もう一度

こんな僕を笑って欲しい

眠りに就いた街が目を覚ます前に

満たされた時間が今日への伏線だとしたなら

痛みも後悔も飲み干して明日へ

願うのなら唯もう一度

こんな僕を笑って欲しい

求めた答えは案外簡単なようだ

繋ぎとめて細い絆

嫌気が差すほどの愛で

残酷に下ろされた幕の向こう側へ