淀川バッドダンス

駅前の階段下 終電前待ち合わせ

どうにもなんない夜には

いつも君といる気がする

街中の喧騒を掻き消すために再生

二人きりで 淀川バッドダンス

御堂筋線沿い西中と南方の間

踏切を待つより遠回り

コンビニで買った安い缶チューハイ

「別に酔いたいわけではないけど」と言い聞かす

寂しさと虚しさ持ち寄って

強がりのミュージックを歌うのさ

片っぽのイヤホン 揺らせビート

他の誰かとじゃもう飛べない

曖昧な態度に踊らされて

ふらついたまま夜に溶けていく

もう戻れないところまで来てしまったみたい

立ち入り禁止のその先に何があるのか知りたくて

君と僕 似た者同士

恥じらいながら惹かれ合う

寂しさと虚しさ持ち寄って

強がりのミュージックを歌うのさ

響かせろギター

馬鹿なふりをして愛されたい

核心突く前に誤魔化すから

目を閉じて揺られていよう

千鳥足のステップ踏み鳴らして

片っぽのイヤホン 揺らせビート

君の愛じゃなきゃもう飛べない

曖昧な態度で踊らせたい

据わり切った目で夢を見る

僕らまともじゃ生きられない

身を任す逃避行 淀川バッドダンス

言葉はいらない今は踊りたい

ふらついたまま夜に溶けていく

淀川バッドダンス