Fake

ありのままを出せば素敵なのになんでそれを殺してしまうんだろう

偽る方が楽だから？それとも心が曇っているから？

吹き荒ぶ時代の風に折れない自分でいたい

弱い自分さえも飲み込む激しい衝動を

曇りガラス越しに手を振った過去の自分が囁く

「全てを捨てて楽になれば？」

檻の中でもがく今を嘲笑う

記憶に巣食う悪魔

人の声ばかり気にしていた

それの本質を知りもせずに

ただただ傷つかないように

大事に自分をとりつくろっていた

優しさはいつでも厳しさとも隣り合う

上辺はいらないさいつでも本当の言葉を

曇りガラス越しに手を振った過去の自分が囁く

「全てを捨てて楽になれば？」

檻の中でもがく今を嘲笑う

記憶に巣食う悪魔

時が経っても何度も思い出す

あの日の僕に言えたら

「辛いけど幸せだよ」

檻の中でもがく今は無駄じゃない

人らしくいられたらきっと

奪い合って妬んで傷つけ比べ合って醜い自分を受け入れられたら

与え合って笑って泣いて共に歌って

美しい自分でいたい