熱帯夜

真夏に残る空気に「ねえ笑って」

あなたの声が響く

紡いだ糸は空虚に

目を瞑ったまま溶けて落ちてゆく

やり切れない思い出ばっかまだまだ

曖昧に着飾りたいね

幼い感覚で繋いだ糸を

会いたいは少しだけ待ってまだまだ

足りないんだ

まだ君と居たいよな

夢から醒めてもまだ

暑苦しい熱帯夜

今更思い出すの

目に映る怠惰

抜け出したいのただ

君の声が頭に鳴る

このままじゃ居られないや

嗚呼 君と溶けたいな

君から貰った空虚に

ねえ 分かって！ 私の声が響く

千切れた 糸は 永遠に

もう黙った まま 沈み落ちてゆく

解ききれないしがらみばっかまだまだ

曖昧に掴んでたいね

拙い感情で紡いだ糸を

会えないや少しだけ経ってまだまだ足りないから

まだ此処に居てよね

夢から醒めてもまだ

暑苦しい熱帯夜

今更思い出すの

目に映る怠惰

抜け出したいのただ

君の声が頭に鳴る

このままじゃ居られないや

夢から醒めてもまだ

暑苦しい熱帯夜

今更思い出すの

目に映る怠惰

抜け出したいのただ

君の声が頭に鳴る

このままじゃ居られないや

君の隣

君から醒めてもまだ

暑苦しい熱帯夜

後から思い出して

目を塞ぐ態度

やりきれないのよ悪魔

この僕を連れ出してよ

このままじゃ居られないや

もうこれで終わりなんだ