キャラバン

ふんわりふわふわ浮かぶ

雲に乗っていくのさ

何かに誘われてるまま

僕らはただ歩いた

何にも知らない僕は

わからないことだらけ

言葉にできないからと

あなたはただ笑っている

タイミングはいつもずれる

不思議なほどあざやかに

小さなあなたの顔が

何かに似て見えた

春風らしきものでも

肌にはまだ寒くて

僕らは震えながらも

同じこと想い始めていた

むずかしく考えて

たどりつく答えを

越えるものを僕らは

ただ歩いて探しだそうとしてる

いる

ふんわりふわふわ浮かぶ

気分のままいくのさ

いつもと同じ空が

僕らをからかっている

夢なら見てから話そう

いつまででも賑やかに

僕らはひたすら歩く

地図など無いままどこまででも

その日にその場所から

世界が変わるって

いつの間にか僕らは

そんなことに気付いていた

今にも始まりそうで

やたらドキドキしたまんま

慌てすぎてる僕は

たしなめられてばっかだった

目に映るもの全部

違って見えるはずなんだって

僕らはそこに立って

その日がくるのを

ただ待ち焦がれている

いつまででも

小さなあなたの寝顔に

名前をつけてみた

あなたは小さくおこって

僕らの肩をたたいた