結ぶ音

君の歌は 風にさらわれて

終わらない雨が 傷を叩くけれど

君と僕が結ぶ 音の鼓動だけは

心に花を咲かせていく

失う事がただ怖くて 張り裂けそうな胸抑えた

静寂に溶け込む 渇いた昨日の記憶が

開けた窓からこぼれて

出会い別れ 幾つ繰り返す

最期の言葉も言えず去った人よ…

掌に遺った この温もりだけが

心を明日へ連れていく

追い付けないだけの日常に 季節が背中を追い越して

生きる意味が何か 答えを手探り続けて

僕らは今日を生きている

傷付いた数だけ誰かを傷付けてた 迷いながら

愛された記憶はキミへと繋がって 色づいていく

出会い別れ 幾つ繰り返す

最期の言葉も言えず去った人よ…

掌に遺った この温もりだけが

心を明日へ連れていく きっと

君の歌は 風にさらわれて

終わらない雨が 傷を叩くけれど

君と僕が結ぶ 音の鼓動が今

心を奏で 実らせていく