何者でもない君へ

何者でもない君へ 何者でもないあの日の君へ

 おはよう 気分はどうかな 少し憂鬱かな

 今日もまた変わらない毎日が始まること

 ｢自分は特別なんだ｣って理由も無く信じてたんだっけ

 それもまぁ少しずつ削ぎ落とされていった

 誰も信じてない癖に 一番嫌いなのは自分自身

 全然救われないな？ なぁ

 君が立つその場所は 君が立たなきゃ誰か立つ

 君じゃなきゃ駄目なことなんて この世にひとつも無いんだ

 君が立つその場所は 君が立たなきゃ誰か立つ

 だからこそ そこに立つ自分を誇りに思って良いんだ

 おやすみ 気分はどうかな 眠れはしないかな

 今日もまた不安で枕を濡らすんだろう

 ｢涙は努力の特権だ｣って誰かがなんか言ってたっけ

 それはもう温度なんて無いみたいだ

 可哀想な子だなんて 言われることは悔しい癖に

 同情されて満足か？ なぁ

 輝くべきものだけが 報われるべきものだけが

 光を浴びる そんな優しい世界なんかじゃない

 輝くべきものだけが 報われるべきものだけが

 光を浴びる世界じゃないことを許す

 それも強さだ

 何者でもない君へ 何者でもないあの日の君へ

 その歌も感情も自分自身も 君が名前をつけるんだ

 何者でもない君へ 何者でもないあの日の君へ

 この歌が どうか 届くように

 何者でもない君へ