慟哭

霞む視線の先に

もがく人々の群れ

震え戸惑いながら

やがて刈り取られていく

その瞳に映したものは

過去に破いた自画像

むせかえるほどの熱を帯び

取り返しのつかない衝動

壊してくれ 身体、心

満たされないなら

なにもかもを捨てて暗闇へと向かい身を投げる

脳まで届く衝撃

求めている それは暗く重くのしかかる

狼狽えるな 引き金を引いて撃ち抜くだけ

深く染みついたまま

惰性貪る日々は

拒絶重ねて積もり

何も見えなくなった

耳の奥を劈くような

悲鳴に似たその叫びに

怯えている 無理に開いた

傷口をまた抉って

逆さまの空が堕ちて来る

灯火さえ消えそうな夜

断片に沿う 記憶虚ろ

正義と呼ぶには

歪で雑そんな矛盾抱えながら笑ってる

愚かにも砕け散った

誰かの為？無意味。 独り信じられるのは

“確かに有る自分自身だけ”己に問う

むせかえるほどの熱を帯び

取り返しのつかない衝動

壊してくれ 身体、心

満たされないなら

なにもかもを捨てて暗闇へと向かい身を投げる

脳まで届く衝撃

求めている それは暗く重くのしかかる

狼狽えるな 引き金を引いて撃ち抜くだけ