決まりごと

詰め込みすぎたせいで

リュックは重くなっていた

全部持って行かないと

すごく不安になるんだ

心配性の僕はいつも落ち着けなくて

決まりごとをまだ、まじめに守ってる

安物の服を着て

裸足になった僕は

どう見えるの

こだわり過ぎたせいでそれが

間違いかどうかわかんなくなって

周りを見て確かめようとするけど

これが僕の大事なことで

簡単には変わりやしないな

そうじゃないと僕じゃなくなってしまうんだ

夜中の3時の

眠れない夜に

決まりごとを１つ

抱え込んでしまって

飲み込めないまま朝を迎えては

時間のないなか、支度を始める

遅れてきた電車に乗って

向かう先を考えると

嫌になっちゃうな

慣れすぎた朝のコーヒーと

3分遅れてくる電車

僕の朝は今日も苦い味がして

なんだか飽きてきてしまった

終わりはいつ来るのかなって

こんなとこからすぐに連れ出して欲しいんだ

最初から持っている人がいて

何もない普通の僕は

それを補うためにもがいているけど

報われるためなんかに僕は

やっているわけじゃないのさ

そうしないと勝負にもならないんだ

それでも続いていく世界が

ときどき憎く思えちゃうんだ

僕がいてもいなくても変わんないでしょ

最後のラストシーンは僕の

思い通りに描けたらいいな

知らない間に未来を頼ってしまった