明日

ぬるい風が吹く帰り道

少しの勇気が 試されている

優しい風が吹いて

体にこもる 熱を感じた

部屋の冷たい床に

倒れ込み 体を冷やす

窓には あかい夕日が差して

眠りに落ちる３秒前

あぁ 哀しみに手を振って

明日からは いつもの私

少し上を向いてもこぼれてゆく心を

抱きしめるように目を閉じる

ひんやりとした夕べ

揺れるカーテンの影に

気づいて 目を覚ます

夜が近づいている

体にこもる熱は

なかなか冷めないままでいる

少しの勇気は　誰にも見えない 聴こえない

私が思うだけ

あぁ 喜びにはまだ遠い

明日にはいつもの私

少し上を向いても止まない心に

さよなら告げるように 目を開ける

あぁ 哀しみに手を振って

明日からはいつもの私

少し上を向いて 今日を歩けた私を

抱きしめるように今夜、眠ろう