-六℃

この街に浮かぶ月と君はどこか似てる

何度だって逃げ出せるのに君は僕から

光を探しているフリして

ただ暗闇に慣れていくだけ

無傷の愛なんて興味ない

綺麗な世界望んでない

ループする冷たい夜に君と僕が何を失うのかさえ

もうどうでもいい

壊れたいって笑えよ

温もりなんてさどうせ僕ら似合わないから

鈍くて気づかないこの体で君に直接触って

凍らせ 割れ 愛と名付けて

心の火傷すら気づけないまま手を伸ばす

温度を感じない僕に君の痛みが届く筈がない

隠してるその傷跡 僕の手で剥き出しにして

その心を涙で洗えばいい

この街に浮かぶ月と君はどこか似てる

何度だって逃げ出せるのに君は僕から

無傷の愛なんて興味ない

綺麗な世界望んでない

愛と呼べる形の中

君を潰して遊んでる

壊れたいって笑えよ

温もりなんてさどうせ僕ら似合わないから

鈍くて気づかないこの体で君に直接触って

凍らせ 割れ 愛と名付けて

白い息に間違いすら隠して

瞳濁して君をどこへ導こうかな

壊れたいって笑えよ

君が泣かない理由を訊けないまま僕はまた

こんな日常に溺れて息したいだけの僕らじゃ

それでも救われたいよな