透明な雨のように

意味を持たすことなんて

繰り返さないで

今だけの言葉を乗せて

紡ぎ出す物語を贈るよ

誰かに愛を伝えたい

伝えたい愛を見つけたい

「特別な何か」に蝕まれて僕は

空っぽの身体を揺さぶり続けた

君がもしも僕のことを

見つけてくれなかったら

きっとまだ闇の中で

彷徨い続けていた

今も夢の途中でもがいている

不確かで不安定な脆い世界だけど

君はずっと透明な雨のように

包み込む　僕の全てを　０にして　０にしてゆく

間違い探しをやめて

信じた景色を描きたい

「特別な何か」に振り回されるまま

空っぽの頭で日々を駆け抜けた

僕は君を忘れないから

心に居続けるから

いつだって思い起こせる

茜が揺れる夕景

 

今も見えない時間が流れてる

かき消せない記憶達　滲んだ傷跡にも

君はずっと透明な雨のように

馴染んでゆく　許せるように　もう一度　歩けるように

永遠なんてあり得ないと知ってる

失ったら戻らないと知ってる　だからこそ

確かにあるイマを抱き締めてさ

大切な人と分け合う

今も運命の途中でもがいている

不確かで不安定な脆い未来だけど

君はずっと透明な雨のように

降り注ぐ　世界を満たして

手を振って　見送って笑う

ありったけの言葉を乗せて

紡ぎ出す物語を贈るよ