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意味もなく死んだ蚕の群れは飛べないことなど知らぬように はじけていく観覧車からさかさまのきみは飛べぬことを知らなかった 地球儀回した ビルに跳ね返る機械の讃歌、愛を歌った 例えばぼくがピアノを弾くなら目を見ずに言うのさ 「愛を歌うな、誰もそれに触るな」 観客たちの表情歪むよ 映画は続いていく、また誰か殺して 観覧者動き出した こわいものが溢れているよ、どんな歯車回したんだ? 旅客機の窓が開けられて、魚と鳥を選ぶ場面だ そしてフィルムが止まった ぼくは見た 愛を歌うきみを オレンジ色の時計にファムファタールがぶら下がって 泥に染まる小指の先が竜頭に絡まり回るらしい 巻き戻して! 幾重重ねて編んだところで 舞台の装置に意味はないのさ 想像に冒されて 面影に焦がれて 痛みに生かされていく こわいものに抱きしめられてどんな未来を期待したんだ? 観覧車、ドアが開けられて蚕の群れが逃げる場面だ 愛を歌わないで 誰も触らないで! 翅抱え繭染めるきみが 意味もなく続く映画の中で愛を歌った
Writer(s): 高橋 國光 Lyrics powered by www.musixmatch.com
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