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あぁ「君が好き」だって

「そんなの分かってる」って

もし願いが叶うならば

君がいない部屋の隅で

そっと名前を呟いて少しだけ笑った

小さくため息をついて

また思い出してしまうのは

あの日の言葉 後ろ姿 戻らない笑顔

その手の熱い感触も 微かに残ってる香りも

後悔の渦もまだ消えなくて

あぁ「君が好き」だって

「そんなの分かってる」って

もし願いが叶うならば

もっと愛伝えてたらって

なんて考えるだけで

もうあの頃には戻れない

気づいたらまた朝が来て

気づいたらまた歳をとって

そこにはもう君の姿はなくて

きっと「そんなことあった」って

それも思い出に変わって

僕の記憶に刻まれてゆく

そっと唇をなぞって

乾ききった声が零れて

落ちてく「ごめん、好きだったよ」

あぁ「君が好き」だって

「そんなの分かってる」って

もし願いが叶うならば

もっと愛伝えてたらって

なんて考えるだけで

もうあの頃には戻れない