Kimigaoiteiitaneko

君が置いて行った猫は今日も元気に鳴いてるよ

ここにはもうない何かを呼んでるみたいに

今日もバイトが終わって電車飛び乗って

一日が終わる

取り留めないような言葉の端っこを

メモに残した

生きてる意味とか死にたい理由とか

どうでもいいから

情けないとか恥ずかしいとか

どうでもいいから

君が置いて行った猫は今日も元気に鳴いてるよ

ここにはもうない何かを呼んでるみたいに

「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう。」

叫んでみるけど

鳴き声みたいに当たり前になって

大事なとこは換気扇に吸われた

今日もライブが終わって対バンに負けて

酒を飲んでる

あの日のメモを歌詞にしたけれど

自分に酔ってただけ

やってる意味とか足りないものとか

どうでもいいから

ただ想うことを君に素直に

伝えたかった

君が置いて行った猫は今日も元気に鳴いてるよ

誰でもないような誰かを呼んでるみたいに

「好きだった。好きだった？

好きだった。好きだった？」

呟いてみるけど

鳴き声みたいにうるさくなって

大事なとこは換気扇に吸われた

(ほら、また吸われた。)

鳴け

鳴け

鳴け

君が置いて行った猫は今日も元気に鳴いてるよ。