Lyrics
[Verse 1]
生活は苦悩の推敲 其れ何れも此れも水葬
不愉快は食道を逆行、早く誰か僕に罰を
僕は身分を持たない分身、出演の出来ない演出
指に灯った静電気の様な、そんな滑稽なルウザー
群がって競って生命線、其れ擬(なぞ)るレコオドプレイヤー
行着く先は一体何だ?傷だらけのデイスクは「厭だ厭だ」
戯言と理想観の闘争、化物と呼吸のクオレル
疾(と)うに狂ったレイテンシイ、もう駄駄羅遊(だだらあそび)は是迄だ
陋劣(ろうれつ)な佞言(ねいげん)は、ノウセンキュー
綢繆(ちゅうびゅう)した螺旋状の夜は終らない!
一・二・三、秒針はアンダンテ
僕は何を知って確(しか)と生きている?
[Verse 2]
さあ、疑え!此世はフィクシオン
総ては僕のせいだ せいだ
もう、網膜に絡まっていた感覚は消え去った
ならば寸途(ずっと)、目を瞑って居よう
左様(さよう)ならは云わないで迎えたエンドロウル
本当はただの影だ 影だ
もう、存在の証明なんて何処にも無い事
僕は屹度(きっと)解っていたのさ!
[Verse 3]
生活は美化する随想(ずいそう) 其れ誰も彼も水泡
花詞(はなことば)の意味は廃忘(はいもう) 早く誰か僕に愛を
僕は不憫な飛べない猿人 真夜中と悔のランデヴ
仄白(ほのじろ)んだカーテンの上、斑に描いた黒い熱
軽佻(けいちょう)な、不透明のアイラブユー
斟酌(しんしゃく)した不戦勝の旗は意に染まない
一・二・三、信号はモルデント
僕は何を以って僕を名乗っている?
[Verse 4]
さあ、疑え!此世はフィクシオン
総ては僕のせいだ せいだ
もう、聴覚を這磨(はいず)っていた幻影が疼くんだ
ならば寸途、耳を閉して居よう
左様ならは云わないで迎えたエンドロウル
美学に価値は無いさ 無いさ
もう、厭世(えんせい)の償却(しょうきゃく)なんて一つも無い事
僕は屹度(きっと)憶えていたのさ!
[Verse 5]
さあ、疑え!此世はフィクシオン
総ては僕のせいだ せいだ
もう、脳内に悴(かじか)んでいた体温は消え去った
ならば逸そ、息を塞いで居よう
左様ならは云わないで迎えたエンドロウル
本当はただの影だ 影だ
もう、存在の証明なんて何処にも無い事
僕は屹度解っていたの 今になって気付いたんだよ
僕の負けさ
雨が降っている
Farewell!(バイバイ)
Written by: ツミキ