Ajisai

１つを手に入れるまでに

 ２つも３つも手放して

 分かれ道を選ぶときには

 その全部を間違えて選んだ

 薄曇りが続いていたような日々は

 曖昧になった記憶の中だけ

 朝陽に濡れるグリーンに

 僕を追い越した君に

 届くように手を伸ばせたなら

 ほら　アジサイの花が光る

 アルカリの土　染まりながら

 Woo　アジサイの花が歌う

 酸性と反対を受け止めて

 交わっていくんだろう

 僕ら始まっていくんだろう

 今日までの全部に染めた色で

 大切なものがあわさって

 ひとつに育っていくように

 いくつもの色が混ざって

 そこに咲いた　6月も

 思い出したくもないものとして

 もし君が　もしも僕を

 覚えているのならどうか忘れてしまってよ

 僕の方は

 煙　香り　口癖

 涙　寝顔　何もかも

 忘れないから僕でいられる気がするよ

 ほら　アジサイの花が光る

 あるかないかの朝陽を待って

 アジサイの花が歌う

 Sunset 見つめ泣いてるなら

 間違ってきたんだろ

 僕ら間違ってきたんだろう

 今日までの全部を

 その色を

 アジサイの花が光る

 アルカリの土　染まりながら

 Woo アジサイの花が歌う

 酸性と反対を受け止めて

 交わっていくんだろう

 僕ら始まっていくんだろう

 今日までの全部に染めた色で