eye

瞬く目を探りあえば　いつも

旅の理由すら見失って

あくびをする君の表情が少し

いつもより優しく思えた

ありふれた言葉さえ

君の手に触れたなら

声はひとつと知って

あの日の悲しみさえ

遠くなる　眼差しの先で

溶け合う心　ふたつだけ

"あたりまえ"が分かりあえない時も

この手を離せないこと

憂う心、交じり合えば　何故

歩み合う　何処にいても

かえのない日々でさえ

永遠に続きはしないなら

忘れてしまうかな

あの日の喜びさえ過ぎていく

眼差しの奥で抱きしめたもの

ひとつだけ

時間に掻き消されて

全てが嘘のように思える瞬間がある

この目にうつる過去を見つめて

あの日の悲しみさえ

あの日の喜びさえ