Merry Christmas

目を開けて    ベッドから飛び降りる

 止まらないお喋り    全然寝なかったけど

 喧嘩で擦り傷    お風呂でヒリヒリする

 泣かずに布団に潜む六回目のクリスマス

 高い高いそこで光る星たちのような

 キラキラして踊ってる蛍のような

 数えきれない足元のプレゼントのような

 夢を全部そっと胸に

 目を開けて   机にうつ伏せたまま

 とりあえず課題を提出   あんまりできなかったけど

 一杯に書いた作文   炎のように光る姿

 それにならなかった今日は何回目のクリスマス

 また言うんだよ    おやすみのためのおはよう

 蛍光灯に起こされる日々を繰り返す

 大人しいと褒められる角の取られたレインディア

 次の煙突は決まっている

 さぁサンタのない旅を立とう

 また歩けてるんだろう

 ここにいるよ   自分の役さえ立てない世界

 必死に掴んだマッチは火がつかない

 わかるんだよ　「イマ」じゃないと思っていてもいいよ

 歩けてるからさ　それでいいんだよ