Credits
PERFORMING ARTISTS
Kagenuihana
Performer
NK
Performer
COMPOSITION & LYRICS
Kagenuihana
Songwriter
NK
Composer
Lyrics
もう届かないと瞼を伏せていた
降りしきる薄紅が積もる
笑う君が手を伸ばす
青い空が私を呼ぶ
ただ幸福な夢を見ている
陽射しの下を君と行く
微睡みから目覚めたそこは
今日も冷たい部屋の中
「仕方ない」が口癖になった
この鳥籠から飛び立てないの
止むことを知らぬ雨が
詠う詠う哀の音
窓の外聴こえる声が眩し過ぎて
溶けない雪の下の埋もれた蕾なんて
気付かないまま
ただ広がる青へ羽ばたいていく
鳥籠を知らないその瞳が
映す景色に焦がれて
伸ばした手は届かない
きっともう次の春はすぐそこで
あの桜を見あげることも
君とした約束も
ついぞ叶うことはないのでしょう
目に映るすべてが嫌いだった
知らないふりの大人たち
私の生きる理由なんて
今日も見つからないままで
佇む君に面影を見た
いつか見た自分の眼を
晴れ間から覗く春の陽が
詠う詠う花の音
窓の外眺める君に手を伸ばして
鳥籠の鍵を開けて
さあもう顔を上げて
逃げ出そうここから
交わした約束は今ここに
春風が君を連れていく
大丈夫ほら笑って
どこへだって行けるから
ねえ今はどうか私を見つめて
迫る怒号なんて聞かないで
君の手を離さない
たとえこれが夢だとしても
覚めないと信じているの
春の雨が降る
花弁が散る
初夏はもうすぐ
静かに眠る二人が笑う
誰も知らないまま
Written by: NK, 影縫英

