朝焼けの中のピルグリム

連なる赤いテールランプが 急ぐ先の扉の向こう

暖かな光の中には 帰りを待つ誰かの笑顔

そう言えば かつて自分もそんな時

あった気がするけれども 今は忘れるべき記憶

孤独な道それを選んだ ほかでもない自分だけど

今は夜明け照らす光を 探し求めたくて

夜空から落ちて来たような 街灯りが作った星座

今心に映した景色 伝えたくてけれども誰に

戸惑いと虚しさと悲しみつのる

それでなお人は気付く 世界が美しい事を

孤独な旅 すれ違う人 数え切れぬ独りぼっち

名も知らない あなたの道に 光照らすように