海月

海へと続く道　忙しい8月の終わり

車も歩く人も少なくなってきた

T字路を曲がったとこに捨てられてた子供用のチャリ

18時過ぎの夕暮れの湿ったぬるい風

暁　見過ごし　陽炎　ゆらめき

夕立　トタンの屋根まで逃げ込む

苛立ち　さよならしなきゃいけないから

くだらない話を続けよう

なんとなく遠くからごめんねが聞こえた気がした

かき氷がメロン味でバカにされた僕

暁　見過ごし　陽炎　ゆらめき

夕立　トタンの屋根まで逃げ込む

苛立ち　さよならしなきゃいけないから

くだらない話を続けよう

黄昏　見届け　白鳥　きらめき

夕凪　堤防の先へ駆け出す

やすらぎ　いつもの風が吹いて飛ばされた

泡になって消えた