歌词
[Verse 1]
声は出さないで
やり切れなさに
沈黙で叫んだ言葉なんて
ここじゃ全く役に立たないことは
わかっているだろう
何を口にしても
味がしないなまるで
粘土細工のようだった
夜の塊追い回されて
嵌る水溜り
[Verse 2]
泣き出した女の子が言った
「どうしてこんなにかなしいの?」
下を向いたままで答えた
「君もすぐに慣れるよ」
鮮やかが煩い公園でシーソー
穏やかな心が回転しそうだ
涙みたいきらきら
二人照らす鈴灯
[Chorus]
淡い淡い闇の中へ
泳いでいくからついておいで
固く繋いだ手はずっと離さないで
ねえまだいるかい
長い長い道の端を
爪先で歩く靴は要らない
最後の時までその目は離さないで
ねえまだいるかい
[Verse 3]
全部忘れても
宵の寒さに閉塞で嘆いた
幸せだけ繰り返しても
虚しくなることは
わかっていたけど
夢を口にしても
味気ないな
まるで泥人形のようだった
帰路の陽だまり
添い遂げられて気付く蟠り
[Verse 4]
逃げ出した男の子が言った
「どうしてこんなにくるしいの?」
目を見つめたままで答えた
「きっと誰かの為だよ」
賑やかが寂しい
桑園でいっそ
したたかに過ぎ行く
人生みたいだった
手を伸ばす浴槽
浮かんでいた水花火
[Chorus]
緩い緩い風の中を
流れていくから幼い日に
かわした約束は
ずっと忘れないでいてよ
もういいかい
永い永い暮らしの中
指先で探す愛に会いに
最後の夜ならちゃんと聞かせて
本当の事はもういっか
[Verse 5]
崩れ落ちていく崩れ落ちていく
いつか見た景色もすぐ褪せていく
流れ落ちていく流れ落ちていく
涙の行方を君は見たのか
はやくはやくはやく消えてしまえ
どうせもうまともじゃ
居られないんだから
黙ったままで帰りを待たせて
[Chorus]
淡い淡い闇の中へ
泳いでいくからついておいで
固く繋いだ手はずっと離さないで
ねえまだいるかい
長い長い道の端を
爪先で歩く靴は要らない
最後の時までその目は離さないで
ねえまだいるかい
Written by: 有機酸


