歌词
[Verse 1]
ふたたび歌を 空に翔ばそう
心を運んで 旅するように
小さな箱の中で 息もしない歌は
愛と夢の化石と同じ
[Verse 2]
あのころ たしかに
街には 歌が満ち
季節を彩る花のように
男と女を飾ってた
[Verse 3]
私は素直な人間なんだから
やさしくするしか
愛する術(すべ)がない
悲しい夜の歌を
まぶしい朝の窓へ
翔べ 翔べ いずこ いずこへでも
いずこへでも
[Verse 4]
この青空を 歌で満たそう
渇いた心に 降りそそぐよう
翔べない蝶のように 色が褪(あ)せた歌は
胸の中で 粉々(こなごな)になる
[Verse 5]
夜にも 朝にも
天使がノックする
時には涙を誘うように
男と女をつないでた
[Verse 6]
私は素直な人間なんだから
やさしくするしか
愛する術(すべ)がない
吐息のような歌を
季節の風の中へ
翔べ 翔べ いずこ いずこへでも
いずこへでも
いずこへでも
Written by: 阿久 悠