制作
出演艺人
Sori Sawada
表演者
作曲和作词
Sori Sawada
作曲
歌词
[Verse 1]
鳴呼、手を繋いで花火を横に持った。
繋いだ。握り込んだ。右の左手は湿った。
八月の夜みたいに。
手持ち花火みたいに。
[PreChorus]
「行方知らずの打ち上げ花火が私みたいだ」
と、笑った。
[Chorus]
夜を舞った花びら、一つ。
今日を待った言葉を一つ。
花火から遠ざかろう。慣れない下駄で走ろう。
せめて、一言伝わるように。
[Verse 2]
「じゃあ」手を放した。夏の匂いが去った。
二人は帰路に着いた。逆側の駅を目指した。
今、その袖を掴んで逃げ出してしまおうか。
[PreChorus]
反対方向、走り出す。あなたの背を追う。
不意に柳が映った。
[Chorus]
夜を舞った花びら、一つ。
今日を待った言葉を一つ。
「どうせなら一緒に居よう。朝まで一緒に居よう」
祭りが終わっていく。
[Bridge]
私たちは逃げていく。花火から。この夜から。
この、歯がゆい関係から。
背後で最後が鳴った。明くる空と音で分かった。
今は振り向かないように指を絡めて逃げた。
[Chorus]
夜を舞った花びら、一つ。
今日を待った言葉を一つ。
花火から遠ざかろう。慣れない下駄で走ろう。
せめて一言。
[Chorus]
行く宛てのない夜を走る。
捕まらないようにと走る。
何も意味がなくても、あまりに儚くても
それは、私の生きる糧になった。
Written by: Sori Sawada