Unremarkable

なんでもない季節はもう来ない

また少し思い出が増えていく

いつかの記憶に蓋をするのは

もう少しの間だけ

嫌いなものなんて

大概そこに理由とかは無い

それでもあなたは綺麗に

オニオンを分け出してみせた

触れ方も知らなくて

漠然と過ごしていた頃の

嫌なイメージさえそのうち消えるだろう

なんでもない季節はもう来ない

新しい思い出が増えてけば

あなたとのことを思い出すのも

もう少しの間だけ

段々無くなっていく

なんとなくで距離取ってたもの

大きくなれば

出されたらトマトだって口に含めたし

暑い日も寒い日も苦手だけど

嫌いにならないように

楽しめることは多かったほうがいいから

なんでもない季節はもう来ない

新しい思い出に塗り替えて

いつかの記憶に蓋をするのは

もう少し

つらい思い出も大事だって

すぐには言えるようになれない

あなたのいない季節しかもう来ない

それだけが変わらない

なんでもない季節とは呼べない

どれだけ思い出が増えたって

季節感じて会いたくなるのは

もう少しの間だけ