歌词
街のどこかからのぼる
匂いは黄色纏い
あなたの声は いつからか
爽やかな青だった
浸るマドレーヌ
妬いた瞳に宿った緑
赤い命は まろぶ犬にも
名のない花にも
目を閉じて 耳澄ませば
波たちが 遊んでる
色のない世界とは
さようなら
頭のなかだけに在るそれを
この手で掴んだら描き出そうか
音にのせて
五感の隙間を 飛び越えて
誰も 時間すらも 邪魔できない
あなたの色と
あなただけのキャンバス
思うがまま
その手にとったのは 何色ですか
カーテンを開いても
また今日が来るだけで
筆を握る気になれず
ため息こぼした
何も理由なんてないはずなのに
うらぶれて
ただ生きることのうちに
意味があるなら教えて
モノクロームに 閉じこもって
耳を塞いでても
遺伝子が 踊らずには
いられないの!
言葉斃した 衝動の連鎖
記憶とセンス それだけを辿って
広げた色
みんなばらばらでしかなくて
見させてよ あなたに見えてる世界
その目を見ると 少しだけ怖いけど
気にしちゃうの
そこに私はいるのでしょうか
四角い月の角は行き止まりだね
寄せては
ブルー飛び込めばあぶく真っ白
返して
明日空が晴れたらうちで眠って
雨が降ったら外へ出て唄おうぜ
コーヒーの香りで部屋満たして
お気に入りのシャツベランダに干して
人の数と同じだけの真実
シェアできないことを
シェアしてくんだ
内側を外側にして見せてよ
頭のなかだけに在るそれを
この手で掴んだら描き出すんだ
音にのせて
五感の隙間を 飛び越えて!
見せられないけど 見せてあげたい
私の目に映る あなたのぜんぶ
素敵だから
キャンバスは埋まっていくの
私の赤があなたの青でも
それでもいいの 証明できないから
それじゃあ次は
ちっぽけな手で 何をつくろうかな
Written by: 高田健太郎