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木漏れ日をまぶたのなかに

うつしこんで付箋がわりに

澱みなく流れる記憶に

閑話休題をもうしこむ

頭んなか

腹のうち

胸のおくにある悲鳴

倒したままの写真立て

誰もがあてない光に

記憶んなか

まさぐるただ

硬く深くほつれたまま

ひと息入れたい計画

ガタガタと崩れ

落ちるから

深くひと息

肺に送り

深海で眠る真実に

旋回できない現実に

あてもなく手をいれる

果てしなく潜りこむ

答えを探しかえりみる

記憶のおくの

おくのそこ

からだが忘れてくれない

未解決事件が

ひとつ

ふたつ

数えきれずに

眠ってる

眠ってる

誰もがみな

誰もがみな

誰もがみな

みなくなった

誰もがみな

誰もがみな

誰もがみな

みたくなかった

誰もがみな

誰もがみな

誰もがみな

忘れたがった

誰もがみな

誰もがみな

誰もがみな

誰もがみな

傷ついたまま

過ごしてる

歪んだまま

生きている

誰もがみな

誰もがみな

誰もがみない