歌词
[Verse 1]
カティーサークのソーダ割り
氷は溶けて水溜りのコースター
置き去りの午前10時
カーテンは砂まじりの風で渚揺れ
諦めがちにシャツを羽織り
ホテルのカウンターでキーを返し
型落ちのサファリの
サンバイザー下ろして
走ってる夏は終わりそうで空は高く
なのに汗だけが浅く残る
甘い絶望でかきむしる胸も
辿り着けない街も
僕らがいた八月から
遠くはないところにいるかな?
何かとんでもないことが
忘れられた気がしてるのさ
[Verse 2]
壊れたクーラーに辟易して
窓は全開で車道をなぞる
曖昧に堕落した
たっぷりあった後悔は
読み潰して破れかけてる
ポケットのアフォリズム
なぁいつになれば
約束したあの午後の隙間の
木漏れ日をさぁ
縫うように過ごした日々に
「戻れるのさ!頼むからさぁ!」
ハンドル叩いた手が痛む
いつのまにか擦られてた
ラジオで僕の言葉もザラる
湾岸線は寂れた弧を描き
濡れて焼けた誰かがいた
街灯が薄ぼんやりとさした
もう戻れない場所を思い出す
僕らがいた八月から
遠くはないところにいるかな?
何かとんでもないことがまた
忘れられた八月が
終わりに近づき僕は
ひとりぼっちな車で
街をひとまわりして
もといた部屋に帰り
繰り返した日々
Written by: BOND LOST ACT
