歌词
[Verse 1]
近頃君の夢ばっか見て
寝起きどうも 切ないから
近頃俺一層 寝んのやめた
目ん玉血走って 若干よろめきながら
狭っ苦しいラーメン屋に続く
だだっ広い大通り
傘の先っぽでつついております
[Verse 2]
どうにかこうにか ちょっと
いいとこ見せたいわけだが
いかんせんヘタレ
ようやく見据えた未来さえ
ご丁寧に テメェで勝手に
セピア色にしちまう 体たらく
ポツポツ降り出して
ああいよいよ惨めです
[Verse 3]
灰色の空に向かって
ややガン飛ばし気味の角度で
鋭く硬直する 一輪の花の姿に
なぜか強烈な嫉妬を覚え
大人気なくそいつを思いきし
踏んづけてやれば
[Verse 4]
感情のかけらもない
BB弾みたいな冷たい雨は
この軟弱な三十六度五分の情熱を
蜂の巣にせんばかりだ
気でも違ったか己に往復ビンタ
秋でもないのに頬に赤い紅葉
[Verse 5]
近頃君の夢ばっか見て
寝起きどうも 切ないから
近頃俺一層 寝んのやめた
したたかに酔って 大いによろめきながら
しつこい悪友ようやく振り切れ
無駄に明るい繁華街
千鳥足で踏んづけております
[Verse 6]
わかってんなら さっさと
直しなさいよと
ぼちぼち限界か どっからともなく君の声
ああ三日月のごとき
前傾姿勢で お好み焼き二つ
ああ いよいよ惨めです
[Verse 7]
重ねれば重ねるほど
薄っぺらになっていく
その不可解さに 首を傾げながらも
ぐらんぐらんの週末の夜に
今更後にはひけんと
半ばやけっぱちに夢を
ぶっぱらせば
[Verse 8]
改札口を中心ドクロを巻く
激烈な時の流れは
この軟弱な三百六十五日の叫びを
粉々にかき消さんばかりだ
気でも違ったか己に往復ビンタ
秋でもないのに頬に赤い紅葉
Written by: Pistol Takehara

